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原著
当科における平成18(2006)年度救急診療状況
著者: 小倉真理子12 大石直樹1 坂本耕二1 冨田俊樹1 齊藤秀行1 小川郁1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2神奈川県警友会けいゆう病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.125 - P.131
文献購入ページに移動近年,救急搬送による受診患者の増加が社会問題化しており,東京都では2007年6月1日より救急搬送のトリアージが導入された。また救急車の適正使用を呼びかけるポスターが貼られたり,インターネットでの夜間診療案内を行うなど,救急車の利用率を抑えるためのさまざまな試みがなされている。
当院は第3次救急医療機関に指定されているが,そのなかで当科は1次から3次救急までのすべての救急患者に対応しているのが現状であり,東京都内で耳鼻咽喉科救急患者の受け入れ数が多い施設の1つである。今回われわれは平成18(2006)年度の当科での救急車受け入れ状況について検討し,併せて新しく導入されたトリアージの問題点について考察したので報告する。
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