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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科81巻6号

2009年05月発行

シリーズ 専門医試験への対応

―4.口腔咽頭喉頭疾患―4)嚥下障害

著者: 兵頭政光1

所属機関: 1高知大学医学部耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.399 - P.403

文献概要

Ⅰ はじめに

 嚥下障害は脳血管障害や神経筋疾患などのさまざまな原因で起こるが,高齢化社会の到来とともに大きな問題となっている。耳鼻咽喉科医は嚥下関連器官である口腔,咽頭,喉頭などの診療を専門的に行っており,嚥下のメカニズムを正しく理解し,嚥下障害の病態診断や治療において主体的な役割を担う必要がある。本稿では嚥下のメカニズム,検査法,代表的な疾患,治療法について概説する。

参考文献

1)進 武幹:延髄における嚥下のパターン形成機構.耳鼻 40(補1):296-312,1994
2)進 武幹:皮質嚥下領野の局在とその機能.耳鼻 40(補1):313-331,1994
3)窪田俊夫・他:脳血管障害における麻痺性嚥下障害―スクリーニングテストとその臨床応用について.総合リハ 10:271-279,1982
4)才藤栄一・他:平成11年度厚生省科学研究費補助金(長寿科学総合研究事業)「摂食・嚥下障害の治療・対応に関する統合的研究」総括研究報告書.1999,pp1-18
5)日本耳鼻咽喉科学会(編):嚥下内視鏡検査.嚥下障害診療ガイドライン―耳鼻咽喉科外来における対応,金原出版,東京,2008,pp15-19
6)Watando A, et al:Daily oral care and cough reflex sensitivity in elderly nursing home patients. Chest 126:1066-1070, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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