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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科82巻12号

2010年11月発行

文献概要

特集 耳鼻咽喉科専門研修をはじめる医師へ―書類作成と留意点

3.介護保険意見書の書き方

著者: 伊藤裕之1

所属機関: 1神奈川リハビリテーション病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.845 - P.851

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Ⅰ.介護保険制度と意見書

 介護保険制度は,2000年4月より始まった比較的新しい社会福祉制度である。これは,日常生活に支援や介護を必要とする状態になった場合に公的介護サービスを受けられ制度である。被保険者の介護度は,要支援1,2,要介護1~5の7段階に分けられ,要介護5が最も介護を要する。介護度の認定は,市区町村の介護認定審査会にて全国一律の基準に基づいて行われ,書式もほぼ全国一律のものが使用される。訪問調査結果による一次判定と主治医の意見書が介護度の認定に必要である。介護保険主治医意見書(以下意見書と略す)の作成は,医師にしかできないものであり,被保険者から依頼があれば,作成することが望まれる。

参考文献

1)和田 勝・他:介護保険の手引き―平成19年版.ぎょうせい,東京,2007
2)主治医意見書マニュアル.日本医師会雑誌 121,12号付録,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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