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特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の検査マニュアル―方法・結果とその解釈 Ⅰ.聴覚検査
4.補聴器適合検査
著者: 西村忠己1 細井裕司1
所属機関: 1奈良県立医科大学耳鼻咽喉・頭頸部外科
ページ範囲:P.29 - P.34
文献購入ページに移動Ⅰ はじめに
高齢化社会の到来ともに補聴器を必要とする聴覚障害者は増加している。それに伴い補聴器適合における耳鼻咽喉科医が果たす役割の重要性も再認識され,近年補聴器適合検査の保険診療の算定化や補聴器相談医制度の発足などの整備が進んでいる。しかし補聴器が聴覚障害者に合っているのかどうかの判断を行う補聴器適合検査については定まった方法はなく,臨床の場でその対応に苦慮することも想定される。
高齢化社会の到来ともに補聴器を必要とする聴覚障害者は増加している。それに伴い補聴器適合における耳鼻咽喉科医が果たす役割の重要性も再認識され,近年補聴器適合検査の保険診療の算定化や補聴器相談医制度の発足などの整備が進んでいる。しかし補聴器が聴覚障害者に合っているのかどうかの判断を行う補聴器適合検査については定まった方法はなく,臨床の場でその対応に苦慮することも想定される。
参考文献
1)福祉医療委員会報告書:補聴器適合検査の指針(2008).Audiology Japan 51:661-679,2008
2)日本規格協会:日本工業規格 補聴器 JIS C5512-2000
working conditions, 2005
4)ISO 389-2:Acoustics―Reference zero for the calibration of audiometric equipment―Part 2:Reference equivalent threshold sound pressure levels for pure tones and insert earphones, 1994
5)ISO:Acoustics―Audiomettric test methods―Part 3:Speech audiometry. ISO8253-3, 2000
6)鈴木恵子・他:補聴効果評価のための質問紙の作成.Audiology Japan 45:89-101,2002
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