文献詳細
特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の検査マニュアル―方法・結果とその解釈
Ⅴ.口腔・咽頭・唾液腺の検査
文献概要
Ⅰ はじめに
唾液分泌検査や唾液腺造影検査の対象となる疾患はシェーグレン症候群をはじめとする口腔乾燥症が主体となるが,そのほかに唾液分泌過多症(流涎症),ミクリッツ病(IgG4関連疾患)やミクリッツ症候群,唾液腺症,線維素性唾液管炎,唾石など幅広い唾液腺疾患が対象となる。ただ,おのおのの検査には長所・短所がありそれらを理解したうえでの解釈が必要となる。本項では現在広く行われている検査について概説したい。
唾液分泌検査や唾液腺造影検査の対象となる疾患はシェーグレン症候群をはじめとする口腔乾燥症が主体となるが,そのほかに唾液分泌過多症(流涎症),ミクリッツ病(IgG4関連疾患)やミクリッツ症候群,唾液腺症,線維素性唾液管炎,唾石など幅広い唾液腺疾患が対象となる。ただ,おのおのの検査には長所・短所がありそれらを理解したうえでの解釈が必要となる。本項では現在広く行われている検査について概説したい。
参考文献
Tc-pertechnetateによる唾液腺機能検査―口腔内放射能活性の診断的価値.日耳鼻 84:618-626,1981
2)Mishkin FS:Radionuclide salivary gland imaging. Semin Nucl Med 11:258-265, 1981
3)Rubin P, et al:Secretory sialography in diseases of the major salivary glands. Am J Roentogenol 77:575-598, 1957
4)利波久雄・他:Sjögren症候群におけるMR-sialographyの試み.臨床放射線 42:1093-1097,1997
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