耳鼻咽喉科・頭頸部外科82巻8号

2010年07月発行

原著

当科における10年間の喉頭癌根治治療症例の治療成績

著者： 竹村考史¹ 羽馬宏一¹ 冨髙悦司² 門脇嘉宣¹ 緒方憲久¹

所属機関： ¹国立病院機構熊本医療センター耳鼻咽喉科 ²国立病院機構熊本医療センター放射線科

ページ範囲：P.553 - P.556

文献概要

Ⅰ　はじめに

　当科では，2000年1月からの10年間に喉頭癌92症例に対して根治治療を行った。最近の症例も含まれるが，その治療成績についてまとめたので報告する。

参考文献

1）Sobin LH・他（編），日本TNM分類委員会（訳）：UIC TNM悪性腫瘍の分類（第6版）日本語版．金原出版，東京，2003

2）竹村考史・他：T1，T2下咽頭癌治療成績の検討．頭頸部癌 31：470-474，2005

3）西　康行・他：当科における喉頭癌の臨床的検討．耳鼻臨床（補） 117：36-45，2006

4）中山明仁・他：喉頭癌626例の臨床統計．耳鼻臨床 99：299-304，2006

5）藤井　隆・他：大阪府立成人病センターにおける喉頭癌1079例の臨床統計．日耳鼻 100：856-863，1997

6）寺田友紀・他：早期声門癌に対する放射線治療後の局所再発例の検討．頭頸部癌 32：459-463，2006

7）大月直樹・他：早期声門癌における放射線治療による制御不能例の検討．喉頭 21：16-20，2009

8）Yitakis J, et al：Partial laryngectomy after irradiation failure. Otolaryngol Head Neck Surg 128：200-209, 2003

9）Sewnaik A, et al：Partial laryngectomy for recurrent glottic carcinoma after radiotherapy. Head Neck 27：101-107, 2005

10）蓑田涼生：喉頭亜全摘出術（SPL-CHEP）による喉頭機能の温存．耳鼻臨床 102：72-73，2009