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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科82巻9号

2010年08月発行

文献概要

目でみる耳鼻咽喉科

耳介から耳前部に生じた動静脈奇形の1例

著者: 末田尚之1 福崎勉1 市川大輔1 山野貴史1 宮城司道1 中川尚志1 大山拓人2 高木誠司2 大慈弥裕之2

所属機関: 1福岡大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2福岡大学医学部形成外科学教室

ページ範囲:P.582 - P.584

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Ⅰ.はじめに

 動静脈奇形(以下,AVMと略す)の根治的治療は,手術で病変を完全に摘出することが最も望ましい。しかし,顔面AVMでは摘出術に伴う術中出血の問題に加えて美容的側面も十分に考慮する必要がある。今回われわれは,出血を繰り返す左耳介動静脈奇形症例に対して栄養動脈塞栓術,摘出術および再建術をそれぞれ脳神経外科,耳鼻咽喉科,形成外科の三科合同で行った症例を経験したので報告する。

参考文献

1)加地展之:血管 その病変と治療―顔面のAVMの塞栓硬化療法.PEPARS 9:35-41,2006
2)岩井俊憲・他:きょう部に生じた動静脈奇形の1例―3D-CT angiographyの有用性.日口腔外会誌 53:103-107,2007
3)佐々木 了:頭部・顔面の画像診断と手術シミュレーション―顔面の血管腫・血管奇形の画像診断.PEPARS 29:27-34,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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