icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科83巻10号

2011年09月発行

目でみる耳鼻咽喉科

OK-432硬化療法が著効した舌根部正中頸囊胞の1例

著者: 岡良和1 野中学1 吉原俊雄1

所属機関: 1東京女子医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.724 - P.726

文献概要

Ⅰ.はじめに

 正中頸囊胞は,頸部正中線上の舌骨付近にできることが多いが,稀に舌根部に認められる1,2)。一般に手術により完治するが,時に再発することがある。今回われわれはOK-432(ピシバニール®)硬化療法が著効した舌根部の再発性正中頸囊胞の1例を経験したので報告する。

参考文献

1)肥後隆三郎・他:頭頸部甲状舌管囊胞.JOHNS 26:978-979,2010
2)中村陽祐・他:正中頸囊胞の臨床的検討.耳鼻臨床 98:815-818,2005
3)深瀬 滋:がま腫の治療法の選択はどう考えるか?―OK-432注入の立場から.JOHNS 24:1535-1538,2008
4)工藤典代:小児囊胞性疾患に対するOK-432注入療法.専門医通信 98:8-9,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら