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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科83巻5号

2011年04月発行

文献概要

特集 耳鼻咽喉科感染症の完全マスター Ⅲ.診断・治療をマスターする

11.かぜ症候群

著者: 佐藤公則12

所属機関: 1佐藤クリニック耳鼻咽喉科・頭頸部外科 2久留米大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座

ページ範囲:P.269 - P.274

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Ⅰ はじめに

 気道は鼻腔,咽頭,喉頭,気管,気管支,細気管支を経て肺胞に達する。このうち鼻腔から喉頭までを上気道,気管より末しょうを下気道という。

 急性上気道感染症とは,外界から微生物が侵入して上気道で急性炎症が起こった病態であり,これには急性上気道炎(いわゆるかぜ症候群),急性咽頭炎,急性扁桃炎,急性喉頭炎,急性喉頭蓋炎が含まれる。

 上気道を専門領域にする耳鼻咽喉科・頭頸部外科医はかぜ症候群を含めた急性上気道感染症を診療する機会が多い。本稿ではかぜ症候群の診断と治療を解説する。

参考文献

1)日本呼吸器学会呼吸器感染症に関するガイドライン作成委員会:呼吸器感染症に関するガイドライン.成人気道感染症診療の基本的考え方.日本呼吸器学会.東京,2003
2)日本呼吸器学会咳嗽に関するガイドライン作成委員会:咳嗽に関するガイドライン.日本呼吸器学会.東京,2005
3)予防接種ガイドライン等検討委員会:インフルエンザ予防接種ガイドライン2008年度版.予防接種リサーチセンター.東京,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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