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原著
重症化したLudwigアンギーナの1症例
著者: 松本理佐1 塩盛輝夫2 花栗誠2 竹内頌子2 三箇敏昭2 大久保淳一1 大淵豊明1 鈴木秀明1
所属機関: 1産業医科大学医学部耳鼻咽喉科学講座 2九州労災病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.415 - P.418
文献購入ページに移動Ludwigアンギーナとは舌下間隙~顎下間隙に波及した口腔底蜂窩織炎であり,扁桃炎や齲歯に起因することが多い。本疾患は早期に炎症が周囲に波及する特徴を有し,喉頭に炎症が及んだ場合は気道閉塞をきたすことがあるため,早期の診断が重要である。今回われわれは,両側顎下間隙膿瘍を伴う重症化したLudwigアンギーナの1症例を経験したので報告する。
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