文献詳細
原著
人工内耳埋め込み術を行った
著者: 宮川麻衣子1 茂木英明1 工穣1 宇佐美真一1
所属機関: 1信州大学医学部耳鼻咽喉科学講座
ページ範囲:P.59 - P.63
文献概要
また,
Usher症候群type 1Dは,先天性高度感音難聴に加え,思春期頃までに前庭機能障害と網膜色素変性症が進行するのが特徴である。
一方,DFNB12は,非症候群性難聴であり,めまいや視覚障害などの随伴症状はなく,
われわれは
臨床的には進行性の高音障害型感音難聴である例が多く,難聴の発見や,補聴器の装用時期,人工内耳手術の時期などについて配慮が必要である。過去に
今回,われわれは
遺伝子解析の詳細は省略するが,今回の症例はWagatsumaら4)が報告した5家系のうち2家系(#3および#5)3症例である。
参考文献
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