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特集② 知っておきたい眼科の知識―専門医の診方・治し方
文献概要
Ⅰ はじめに
耳鼻咽喉科領域と眼科領域において,涙器疾患は両科の共通疾患であるが,眼科医のほうが圧倒的に経験する機会が多い。なぜなら,初発症状が眼脂の流出や,流涙が主症状であるからだ。しかし目と鼻の先というように,涙器疾患は眼科医のみならず,耳鼻咽喉科医においても密接かつ重要な疾患である。本稿では,眼脂を認める鼻涙管狭窄症と涙囊炎について述べる。
耳鼻咽喉科領域と眼科領域において,涙器疾患は両科の共通疾患であるが,眼科医のほうが圧倒的に経験する機会が多い。なぜなら,初発症状が眼脂の流出や,流涙が主症状であるからだ。しかし目と鼻の先というように,涙器疾患は眼科医のみならず,耳鼻咽喉科医においても密接かつ重要な疾患である。本稿では,眼脂を認める鼻涙管狭窄症と涙囊炎について述べる。
参考文献
1)杉本 学・他:鼻涙管閉塞症に対する涙道内視鏡チューブ挿入術の長期成績.あたらしい眼科27:1291-1294,2010
2)鈴木 亨:内視鏡を用いた涙道手術(涙道内視鏡手術).眼科手術16:485-491,2003
3)宮崎千歌:涙小管・類同閉塞の治療.3.涙囊鼻腔吻合術.眼科52:997-1005,2010
掲載誌情報