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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科84巻10号

2012年09月発行

特集② 知っておきたい眼科の知識―専門医の診方・治し方

複視,眼筋麻痺の診断と治療

著者: 遠藤高生1 不二門尚2

所属機関: 1大阪大学医学部眼科 2大阪大学医学部感覚機能形成

ページ範囲:P.743 - P.747

文献概要

Ⅰ 複視とは

1.両眼複視と単眼複視

 複視とは1つの対象物を見たときに,異なる位置に2つ見える状態である。両眼複視は対象物が1眼の網膜の中心窩に投影され,他眼の中心窩外に投影されることにより複視を生じる1)。ほかに多瞳孔,水晶体偏位や乱視などの眼科的疾患により片眼だけで見ても複視が起こる単眼複視があるが,ここでは両眼複視を中心に説明する。

参考文献

1)丸尾敏夫・他(監修):眼科学第2版.文光堂,東京,2011,pp774-867
2)不二門 尚:1.プリズム矯正,眼科プラクティス29これでいいのだ斜視診療.丸尾敏夫・他(編).文光堂,東京,2009,pp144-150
3)丸尾敏夫・他:斜視・弱視診療アトラス改訂第3版増補.金原出版,東京,2010,p218

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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