文献詳細
文献概要
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あとがき
著者: 吉原俊雄
所属機関:
ページ範囲:P.868 - P.868
文献購入ページに移動 日本中が残暑,猛暑でやや疲れ気味のうえ,政局の混乱,解散総選挙の可能性,領土問題,外交問題と不安要素が毎日あふれています。オリンピックへのせっかくの熱気も,日々多くのニュースが次々と押し寄せてくるため,記憶から徐々に遠のきつつあります。本号が発行される頃は,過ごしやすい気候になっていると思いますが,それ以外の諸問題はきっと未解決でしょう。政治の混乱は経済,外交をはじめ教育,医療,社会保障へと悪影響を及ぼすので,一刻も早く安定した政権が望まれます。9月以降は耳鼻咽喉科も含め,多くの科の学会が学術講演会,学術集会を開催するシーズンとなります。各先生方も発表準備,発表内容の執筆など忙しくなりますし,診療所の先生方も学会出席のほか,冬期に向けて炎症性疾患の患者さんが増加してくることと思います。学会発表された内容を本誌に投稿されることをスタッフ一同願っております。
本号ではCurrent Articleとして野中 学先生に,「喘息と慢性副鼻腔炎」というタイトルでone airway,one diseaseの概念に基づく上気道と下気道との関連性について述べていただいています。読者の先生方にとって好酸球性炎症を理解するうえで,有益な内容となっています。特集は「扁桃とアデノイドUpdate」として最近の知見について,また病巣感染として皮膚疾患とIgA腎症についてはおのおの専門領域の先生に述べていただき,さらに新しい手術法・機器について解説され,実地医家にとって知っておきたい内容となっています。本年度の専門医試験も終わりましたが,来期以降受験される先生方にとって本誌通常号と増刊号が知識の整理に役立ち,意義あるものとなるよう努力していくつもりです。
本号ではCurrent Articleとして野中 学先生に,「喘息と慢性副鼻腔炎」というタイトルでone airway,one diseaseの概念に基づく上気道と下気道との関連性について述べていただいています。読者の先生方にとって好酸球性炎症を理解するうえで,有益な内容となっています。特集は「扁桃とアデノイドUpdate」として最近の知見について,また病巣感染として皮膚疾患とIgA腎症についてはおのおの専門領域の先生に述べていただき,さらに新しい手術法・機器について解説され,実地医家にとって知っておきたい内容となっています。本年度の専門医試験も終わりましたが,来期以降受験される先生方にとって本誌通常号と増刊号が知識の整理に役立ち,意義あるものとなるよう努力していくつもりです。
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