文献詳細
特集 最新の診療NAVI―日常診療必携
Ⅰ.こどもの診療NAVI
文献概要
Ⅰ 中耳炎の疾患分類
小児中耳炎は急性の炎症所見を呈する急性中耳炎と貯留液はあるが炎症がみられない滲出性中耳炎に大別できる。しかし乳幼児では必ずしも境界が明瞭であるとはいえない。
慢性中耳炎は慢性化膿性あるいは慢性穿孔性中耳炎のことで,鼓膜に穿孔のみられる中耳の慢性炎症である。反復性または持続性の耳漏があり,難聴を認める。繰り返す急性中耳炎や鼓膜切開,鼓膜チューブ留置後の後遺症であることが多い。
小児中耳炎は急性の炎症所見を呈する急性中耳炎と貯留液はあるが炎症がみられない滲出性中耳炎に大別できる。しかし乳幼児では必ずしも境界が明瞭であるとはいえない。
慢性中耳炎は慢性化膿性あるいは慢性穿孔性中耳炎のことで,鼓膜に穿孔のみられる中耳の慢性炎症である。反復性または持続性の耳漏があり,難聴を認める。繰り返す急性中耳炎や鼓膜切開,鼓膜チューブ留置後の後遺症であることが多い。
参考文献
1)山中 昇(編):急性中耳炎治療入門(ATOMSブックシリーズ1).金原出版,東京,2009
2)山中 昇(編):急性中耳炎の治療のコツ(ATOMSブックシリーズ2).金原出版,東京,2010
1)日本耳科学会,日本小児耳鼻咽喉科学会,日本耳鼻咽喉科感染症研究会:小児急性中耳炎診療ガイドライン(2009年改訂版).金原出版,東京,2009
2)Howie VM, et al:The“otitis-prone”condition. Am J Dis Child 129:676-678, 1975
3)伊藤真人:保育集団とのかかわり,反復性中耳炎.MB ENTONI 56:22-28,2005
4)Bentdal YE, et al:Early acute otitis media:predictor for AOM and respiratory infections in schoolchildren? Int J Pediatr Otorhinolaryngol. 71:1251-1259, Epub 2007
掲載誌情報