文献詳細
特集 最新の診療NAVI―日常診療必携
Ⅰ.こどもの診療NAVI
文献概要
Ⅰ 疾患についての概説
新生児期の難聴は1,000人に1人の頻度で発生する。発見が遅れることによって言語発達に影響が出るため,その検出・診断・療育を迅速に行う必要がある。難聴による言語発達への影響を最小限にとどめる療育には,音声言語や,視覚的手段を用いた方法がある。音声言語の獲得を目標とする場合,補聴器による効果が限定的であれば人工内耳の装用についても検討する。
新生児期の難聴は1,000人に1人の頻度で発生する。発見が遅れることによって言語発達に影響が出るため,その検出・診断・療育を迅速に行う必要がある。難聴による言語発達への影響を最小限にとどめる療育には,音声言語や,視覚的手段を用いた方法がある。音声言語の獲得を目標とする場合,補聴器による効果が限定的であれば人工内耳の装用についても検討する。
参考文献
1)中澤 操:聴覚障碍のリハビリテーション医学―早期発見から社会生活までの展望.耳展 54:130-139,2011
2)感覚器障害戦略研究:聴覚障害児の療育等により言語能力などの発達を確保する手法の研究:聴覚障害児の日本語言語発達のために―ALADJINのすすめ.公益財団法人テクノエイド協会戦略研究推進室,東京,2012
掲載誌情報