文献詳細
特集 最新の診療NAVI―日常診療必携
Ⅱ.難聴診療NAVI
文献概要
Ⅰ 心因性難聴とは
1.定義
心因性難聴は純音聴力検査では「難聴という結果が得られているにもかかわらず,聴器や聴覚路には異常がない」か,あるいは「聴器や聴覚路には異常があるが,その異常から説明できる難聴のレベルよりも,高度の難聴を示す場合」である。定義としては表1のように考えられており,難聴の症状がある場合もない場合もあるが,発症の背景には心理的要因がある,とされている。
1.定義
心因性難聴は純音聴力検査では「難聴という結果が得られているにもかかわらず,聴器や聴覚路には異常がない」か,あるいは「聴器や聴覚路には異常があるが,その異常から説明できる難聴のレベルよりも,高度の難聴を示す場合」である。定義としては表1のように考えられており,難聴の症状がある場合もない場合もあるが,発症の背景には心理的要因がある,とされている。
参考文献
1)矢野 純・他(編):心因性難聴.中山書店,東京,2005
2)工藤典代:耳鼻咽喉科における心因性疾患とその対応,心因性難聴.耳喉頭頸 13:921-926,2010
3)工藤典代:機能性難聴.聴覚障害,小川 郁(編).永井書店,東京,2010,pp262-267
4)工藤典代:耳鼻咽喉科でのこころのケアー―私はこうしている 心因性難聴.JOHNS 25:715-718,2009
1)小川 郁(編):よくわかる 聴覚障害―難聴と耳鳴りのすべて.永井書店,大阪,2010
2)工藤典代:心因性難聴.耳喉頭頸 82:921-921,2010
掲載誌情報