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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科85巻12号

2013年11月発行

特集② 耳鼻咽喉科領域のジェネリック医薬品とサプリメント

OTC医薬品について

著者: 山本陛三朗1

所属機関: 1千葉大学大学院耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学先進気道アレルギー寄附講座

ページ範囲:P.996 - P.1004

文献概要

POINT

●OTC医薬品は,医師が診察をもとに処方する医療用医薬品とは異なり,薬局で誰もが自由に購入でき,セルフメディケーションの手段となる医薬品である。

●OTC医薬品は不特定多数が購入するために一人ひとりの症状に応じた処方ができない。そのためOTC医薬品は種々の症状に対して効果のある成分を配合したものが多くなる。

●最近,医療用医薬品のうちOTC医薬品への配合を認可されたスイッチOTC薬が注目され,効果の増強が期待されている。

●スイッチOTC化は,セルフメディケーションの推進,逼迫する医療費財政抑制の点から今後加速していくことが予想され,今後は医療者側のOTC医薬品に対する知識が必要であると考えられる。

参考文献

1)厚生労働省ホームページ:一般用医薬品販売制度 http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/ippanyou/index.html
2)鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会:鼻アレルギー診療ガイドライン ―通年性鼻炎と花粉症 2013年版 (改訂第7版).ライフ・サイエンス,東京,2013
3)奥田 稔:鼻アレルギー 基礎と臨床(改訂版).医薬ジャーナル社,東京,p292,p371,2005
4)日本OTC医薬品情報研究会:2012-13 OTC医薬品事典 一般用医薬品集 第13版.じほう,東京,2012,pp283-306
5)厚生労働省ホームページ:一般用医薬品による重篤な副作用について http://www1.mhlw.go.jp/kinkyu/iyaku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou/293-1.pdf

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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