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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科85巻4号

2013年04月発行

特集 身につけたいリハビリテーションの最新スキル

機能的嚥下障害

著者: 藤谷順子1

所属機関: 1独立行政法人国立国際医療研究センターリハビリテーション科

ページ範囲:P.314 - P.319

文献概要

POINT

●機能的嚥下障害へのリハビリテーション訓練には,食物を用いた直接訓練,食物を用いない間接訓練,呼吸・排痰訓練などがある。

●食形態の選択や液体のとろみ付け,口腔ケアも重要な誤嚥予防策である。

●評価の結果に基づいて訓練を,言語聴覚士,看護師やその他の職種に指示(処方)したり,本人家族に指導する。

●スタッフに指示した場合には,進行状況を確認し,ディスカッションするチーム医療が重要である。

●本人家族に対しては,1回だけではなく,2,3回の診察や評価を通して,理解を深めてもらい,また段階的にリハビリテーションを指導してゆくとよい。

参考文献

1)日本耳鼻咽喉科学会編:嚥下障害診療ガイドライン,2012年版.金原出版,東京,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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