耳鼻咽喉科・頭頸部外科85巻5号

2013年04月発行

特集 急患・急変対応マニュアル―そのとき必要な処置と処方 Ⅰ　救急・急変対応の心得

救急搬送をする際，受ける際のポイント

著者： 丹生健一¹

所属機関： ¹神戸大学医学部耳鼻咽喉科頭頸部外科

ページ範囲：P.14 - P.15

Point

◆病態，緊急度，重症度に従って搬送の必要性，搬送先，搬送のタイミング，搬送方法を判断する。

◆可及的に多くの情報を正確に搬送先に伝える。

◆搬送中に病状が悪化する可能性が高い場合は，気道の確保や医師の同乗を検討する。

◆受入機関では，得られた情報から病態と治療方針を検討し，人員の確保や受入れ病棟の手配，手術室への緊急手術の交渉等，迅速に準備を進める。