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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科85巻5号

2013年04月発行

文献概要

特集 急患・急変対応マニュアル―そのとき必要な処置と処方 Ⅳ 疾患ごとの救急処置法・処方 ■炎症/感染症

急性喉頭蓋炎

著者: 松見文晶1 大森孝一1

所属機関: 1福島県立医科大学医学部耳鼻咽喉科学講座

ページ範囲:P.216 - P.220

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Point

◆急性喉頭蓋炎は上気道狭窄により窒息する可能性があり,気道確保を第一に対処する。

◆中咽頭所見に比べ嚥下痛や呼吸困難が高度の場合には本疾患を疑い,喉頭を必ず観察する。

◆保存的治療を行う場合も入院とし,喉頭を頻回に観察し気道確保に備える。

◆緊急気道確保は容易でないため,気道確保を行うか判断に迷ったら,予防的に気道確保を行うほうが安全である。

参考文献

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2)小松充孝・他:Ⅴ.日常診療における危急的症例 喉頭蓋炎.小児科診療99:959-963,2010
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7)尾股丈夫:急性喉頭蓋炎48例の臨床的観察.耳鼻臨床87:1251-1255,1994
8)柴田義朗:医療トラブルER 事例3 急性喉頭蓋炎に対する気道確保の措置が遅れ患者が死亡した例.保険診療62:114-115,2007
9)大森孝一:急性喉頭蓋炎はどう対処するか?.耳鼻咽喉科診療 私のミニマムエッセンシャル,本庄 巖・他(編),全日本病院出版,東京,2011,pp204-206

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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