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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科85巻5号

2013年04月発行

文献概要

特集 急患・急変対応マニュアル―そのとき必要な処置と処方 Ⅳ 疾患ごとの救急処置法・処方 ■急性症状を示す聴覚器疾患

音響外傷

著者: 和田哲郎1 原晃1

所属機関: 1筑波大学医学医療系耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.228 - P.231

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Point

◆強大な音は聴覚にとって有害である。

◆一過性閾値変化(TTS)と永久閾値変化(PTS)があり,PTSは回復しない。

◆治療は可及的早期のステロイドであり,副作用のリスクを評価したうえで投与開始する。

参考文献

1)志多 享:音響による慢性聴器障害の臨床.音響性聴器障害,志多 享・他(編).金原出版,東京,1993,pp177-180
2)調所廣之:環境騒音,職場騒音とその基準.音響性聴器障害,志多 享・他(編).金原出版,東京,1993,pp14-24
3)和田哲郎・他:音響外傷 インフォームドコンセントの実際.急性難聴の鑑別とその対処,髙橋晴雄(編).中山書店,東京,2012,pp254-256
4)Tabuchi K, et al:Therapeutic time window of methylprednisolone in acoustic injury. Otol Neurootol 27:1176-1179, 2006
5)Rauch SD, et al:Oral vs intratympanic corticosteroid therapy for idiopathic sudden sensorineural hearing loss:a randomized trial. JAMA 305:2071-2079, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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