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特集 急患・急変対応マニュアル―そのとき必要な処置と処方 Ⅳ 疾患ごとの救急処置法・処方 ■急性症状を示す聴覚器疾患
音響外傷
著者: 和田哲郎1 原晃1
所属機関: 1筑波大学医学医療系耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.228 - P.231
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◆強大な音は聴覚にとって有害である。
◆一過性閾値変化(TTS)と永久閾値変化(PTS)があり,PTSは回復しない。
◆治療は可及的早期のステロイドであり,副作用のリスクを評価したうえで投与開始する。
◆強大な音は聴覚にとって有害である。
◆一過性閾値変化(TTS)と永久閾値変化(PTS)があり,PTSは回復しない。
◆治療は可及的早期のステロイドであり,副作用のリスクを評価したうえで投与開始する。
参考文献
1)志多 享:音響による慢性聴器障害の臨床.音響性聴器障害,志多 享・他(編).金原出版,東京,1993,pp177-180
2)調所廣之:環境騒音,職場騒音とその基準.音響性聴器障害,志多 享・他(編).金原出版,東京,1993,pp14-24
3)和田哲郎・他:音響外傷 インフォームドコンセントの実際.急性難聴の鑑別とその対処,髙橋晴雄(編).中山書店,東京,2012,pp254-256
4)Tabuchi K, et al:Therapeutic time window of methylprednisolone in acoustic injury. Otol Neurootol 27:1176-1179, 2006
5)Rauch SD, et al:Oral vs intratympanic corticosteroid therapy for idiopathic sudden sensorineural hearing loss:a randomized trial. JAMA 305:2071-2079, 2011
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