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特集 急患・急変対応マニュアル―そのとき必要な処置と処方 Ⅴ 処置中・処置後の急変への対応法
上顎洞穿刺術(下鼻道法)
著者: 金子豊1
所属機関: 1金子耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.274 - P.278
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◆探膿針の下鼻道挿入時,刃面は下鼻道側壁に向ける。
◆穿刺の最適箇所は下鼻甲介骨の上顎突起。
◆硬度の高い骨壁の穿刺を避ける。
◆穿刺後の洗浄液,空気送入は術者が圧調節。
◆眼窩内炎症時には上顎洞穿刺は禁忌。
◆探膿針の下鼻道挿入時,刃面は下鼻道側壁に向ける。
◆穿刺の最適箇所は下鼻甲介骨の上顎突起。
◆硬度の高い骨壁の穿刺を避ける。
◆穿刺後の洗浄液,空気送入は術者が圧調節。
◆眼窩内炎症時には上顎洞穿刺は禁忌。
参考文献
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