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特集 急患・急変対応マニュアル―そのとき必要な処置と処方 Ⅵ 術中・術後の急変への対応法 ■術後編
中耳手術後の顔面神経麻痺
著者: 比野平恭之1
所属機関: 1昭和大学医学部耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.322 - P.326
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◆中耳手術により生じる即時性顔面神経麻痺は,術中に神経損傷の有無を認識できたかどうかで対応が異なる。
◆術中損傷を認識した場合は即時減荷手術で対応する。
◆顔面神経麻痺に対する治療だけではなく,患者およびその家族への対応も重要である。
◆中耳手術により生じる即時性顔面神経麻痺は,術中に神経損傷の有無を認識できたかどうかで対応が異なる。
◆術中損傷を認識した場合は即時減荷手術で対応する。
◆顔面神経麻痺に対する治療だけではなく,患者およびその家族への対応も重要である。
参考文献
1)Green JD Jr, et al:Iatrogenic facial nerve injury during otologic surgery. Laryngoscope 104:922-926, 1994
2)柳原尚明:耳の手術に合併した顔面神経麻痺.JOHNS 23:1097-1101,2007
3)Fish U:Management of intratemporal facial nerve injuries. J Laryngol Otol 94:129-134, 1980
4)Hato N, et al:Facial nerve decompression surgery in patients with temporal bone trauma:Analysis of 66 cases. J Trauma 71:1789-1793, 2011
5)Weber PC:Iatrogenic Complications from Chronic Ear Surgery. Otolaryngol Clin N Am 38:711-722, 2005
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