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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科85巻8号

2013年07月発行

文献概要

原著

小児両側同時性顔面神経麻痺の1例

著者: 服部玲子1 伊藤由紀子1 田中滋己2 井戸正流2

所属機関: 1NHO三重中央医療センター耳鼻咽喉科 2NHO三重中央医療センター小児科

ページ範囲:P.629 - P.632

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はじめに

 両側性顔面神経麻痺は稀な疾患である。顔面神経麻痺の発症するタイミングにより,①一側麻痺後2週間以内に他側麻痺が発症する両側同時性麻痺,②先行する麻痺が回復したあと他側に麻痺が発症する両側交代性麻痺,③両側に3回以上の麻痺が生じる両側再発性麻痺の3種類に分類される1)。今回,小児の両側同時性顔面神経麻痺症例を経験したので報告する。

参考文献

1)村上信五・他:両側性顔面神経麻痺.JOHNS 16:412-415,2000
2)小池吉郎・他:顔面神経麻痺の疫学.JOHNS 16:310-314,2000
3)川口和浩・他:当科における両側性顔面神経麻痺症例の検討.Facial N Res Jpn 22:120-122,2002
4)首藤 純・他:小児顔面神経麻痺症例の検討.耳鼻臨床98:33-38,2005
5)石井健一・他:小児顔面神経麻痺症例の検討.Facial N Res Jpn 29:84-86,2009
6)小林賀子・他:小児顔面神経麻痺の29例.耳鼻臨床105:417-422,2012
7)古田康・他:顔面神経麻痺とウイルス.JOHNS 16:391-394,2000
8)樋口仁美・他:当科における小児Bell麻痺の検討.Facial N Res Jpn 27:170-172,2007
9)工藤典代:小児の顔面神経麻痺の治療のポイントは? JOHNS 24:1831-1834,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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