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目でみる耳鼻咽喉科
気道閉塞の危険があった乳児舌血管腫の1例
著者: 松下直樹1 井口広義1 和田匡史1 中野友明2 山根英雄1
所属機関: 1大阪市立大学大学院医学研究科耳鼻咽喉病態学 2大阪市立総合医療センター小児耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.652 - P.654
文献購入ページに移動乳児血管腫は自然消退することが多いため,症状が問題とならなければ経過観察をすることが多い。しかし,時に発生部位とその大きさから治療を要することもある。今回われわれは気道閉塞の危険があり,気管切開を施行し,プロプラノロールによる治療を行った乳児舌血管腫の症例を経験したので紹介した。渉猟し得る限りでは同様の乳児舌血管腫の報告はこれまでにない。
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