文献詳細
文献概要
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あとがき
著者: 吉原俊雄
所属機関:
ページ範囲:P.104 - P.104
文献購入ページに移動 2014年1月号は,年の初めにふさわしい特集を組みました。「耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の最新トピックス」として,耳科領域では中耳手術アプローチ,人工聴覚,聴力障害と脳機能について,顔面神経領域では麻痺の新治療戦略と減荷術,鼻科領域では内視鏡の頭蓋底手術,舌下免疫療法について,口腔咽頭領域ではコブレーターをはじめとして種々の機器の特徴,唾液腺内視鏡,IgG4関連疾患について,喉頭領域ではロボット手術,音声外科について,また頭頸部腫瘍領域ではHPV関連中咽頭癌,抗EGFR抗体薬など,各領域における最新の話題が取り上げられ,とてもわかりやすく解説されています。これらの内容は本年予定されている多くの学会でディスカッションされるだろう内容でもあり,講習会や専門医試験でも取り上げられる事項と考えられます。新しい疾患概念,手術法,薬物療法についてぜひ一読されることを編集委員一同願っています。
鏡下囁語は加我君孝先生の随筆「イランの首都テヘランでの学会と病院の印象記」が掲載されています。加我先生がイラン聴覚医学会に出席されたときの様子と,特にイスラム圏での女性の服装について,戒律に従い厳格であることが写真とともに述べられています。確かに私もイスラム圏から日本への女性留学医師とともに大学の手術室に入った経験がありますが,同様にベールと手術着の下に長袖のシャツを着ての手術スタイルでした。今後,国や宗教を超えてさまざまな領域や事項で協力していくことが増えると考えられ,ますますフレキシブルな対応が求められると思います。
鏡下囁語は加我君孝先生の随筆「イランの首都テヘランでの学会と病院の印象記」が掲載されています。加我先生がイラン聴覚医学会に出席されたときの様子と,特にイスラム圏での女性の服装について,戒律に従い厳格であることが写真とともに述べられています。確かに私もイスラム圏から日本への女性留学医師とともに大学の手術室に入った経験がありますが,同様にベールと手術着の下に長袖のシャツを着ての手術スタイルでした。今後,国や宗教を超えてさまざまな領域や事項で協力していくことが増えると考えられ,ますますフレキシブルな対応が求められると思います。
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