icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科86巻13号

2014年12月発行

特集 口腔粘膜の難治疾患への対応法

再発性アフタ

著者: 寳地信介1 大久保淳一1 髙橋梓1 橋田光一1 鈴木秀明1

所属機関: 1産業医科大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科

ページ範囲:P.1068 - P.1071

文献概要

POINT

●アフタとは,粘膜に生じる10mmまでの円形ないし,楕円形の境界明瞭な潰瘍で,再発を繰り返す場合を再発性アフタという1)

●再発性アフタは日常診療で最も遭遇する機会が多い口腔粘膜炎症性疾患である。

●再発性アフタの主な鑑別疾患は,ウイルス性口内炎,ベーチェット病,難治性咽頭潰瘍などである1)

参考文献

1)山本祐三・他:私が薦める治療法/再発を繰り返すアフタ性口内炎.口腔・咽頭疾患,歯牙関連疾患を診る,中山書店,東京,2013,pp77-83
2)中村晃一郎:粘膜びらんを診る—アフタ性口内炎.Derma 219:45-48,2014
3)川上民裕:口腔粘膜疾患の診方—膠原病の粘膜病変.Derma 125:45-51,2007
4)赤木博文:耳鼻咽喉科で使用する外用薬の上手な使い方—口内炎.ENTONI 92:92-96,2008
5)高橋廣臣:反復性アフタ.口腔・咽頭科11:185-189,1999
6)西山茂夫:アフタおよび紅斑症.口腔粘膜疾患アトラス,文光堂,東京,1982,pp81-93
7)高橋雄三:NEW ORAL MEDICINE—口腔粘膜疾患の臨床像—再発性アフタ.Quintessence 20:128-132,2001
8)松本孝夫:口腔疾患と薬物療法.薬剤師へのアドバイス—慢性再発性アフタ—ベーチェット病とのかかわりについて.薬局48:899-903,1997
9)堀 仁子・他:亜鉛欠乏の関与が考えられた再発性アフタ性口内炎.臨皮61:880-882,2007
10)戸倉新樹・他:口腔内・爪扁平苔癬および再発性アフタ性口内炎に対するマレイン酸イルソグラジンの治療効果.Prog Med 27:1665-1669,2007
11)藤原豊博:適応外使用情報ア・ラ・カ・ル・ト—口内炎(2).薬事48:755-759,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら