文献詳細
特集 音声外科Update
文献概要
POINT
●3%アテロコラーゲンインプラントの特性を理解し,声帯内に注入した場合のゲル化について知る必要がある。
●声帯内注入術では注入物質に対応した適応症例がある。症例選択を誤ると期待した効果が得られない。
●声帯の形状や粘膜波動の観察から注入部位を決定する。
●3%アテロコラーゲンインプラントの特性を理解し,声帯内に注入した場合のゲル化について知る必要がある。
●声帯内注入術では注入物質に対応した適応症例がある。症例選択を誤ると期待した効果が得られない。
●声帯の形状や粘膜波動の観察から注入部位を決定する。
参考文献
1)Ford CN, et al:Injectable collagen in laryngeal rehabilitation. Laryngoscope 94:513-518, 1984
2)Ford CN:Histologic studies on the fate of soluble collagen injected into canine vocal folds. Laryngoscope 96:1248-1257, 1986
3)Ford CN, et al:A preliminary study of injectable collagen in human vocal fold augmentation. Otolaryngol Head Neck Surg 94:104-112, 1986
4)Ford CN, et al:Clinical experience with injectable collagen for vocal fold augmentation. Laryngoscope 96:863-869, 1986
5)岡本和憲:声門閉鎖不全に対するアテロコラーゲン声帯内注入療法に関する基礎的研究.日耳鼻90:394-403,1987
6)松井真人・他:ラットの腓腹筋における注入アテロコラーゲンの組織内動態-声帯内アテロコラーゲン注入に関する基礎的研究として-.日気食会報47:479-514,1996
7)北原 哲・他:コラーゲン注入療法に対する基礎的研究.日気食会報41:417-421,1990
8)高山悦代・他:Vocal Rehabilitationとしての声帯内アテロコラーゲン注入術.日気食会報41:196-201,1990
9)田村悦代・他:注入用アテロコラーゲンの組織内変化.音声言語医学34:380-386,1993
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掲載誌情報