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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科86巻4号

2014年04月発行

特集 音声外科Update

甲状軟骨形成術Ⅰ型と披裂軟骨内転術

著者: 齋藤幹1

所属機関: 1神戸大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科

ページ範囲:P.336 - P.340

文献概要

POINT

●音声改善手術は術式選択が重要であり,術前評価を慎重に行う必要がある。

●甲状軟骨形成術Ⅰ型では開窓部の決定が重要であり,特に後方で声帯レベルとずれないようにする。

●披裂軟骨内転術では梨状窩粘膜を破らないよう上方へ翻転しつつ筋突起をしっかり同定することがポイントである。

●披裂軟骨内転術における牽引方向は側筋方向であり,牽引する力は緩くてよい。

参考文献

1)Isshiki N, et al:Thyroplasty type Ⅰ(lateral compression)for dysphonia due to vocal cord paralysis or atrophy. Acta Otolaryngol 80:465-473, 1975
2)一色信彦:喉頭機能外科―特に経皮的アプローチ.京都大学,京都,1977

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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