文献詳細
特集 音声外科Update
文献概要
POINT
●音声改善手術は術式選択が重要であり,術前評価を慎重に行う必要がある。
●甲状軟骨形成術Ⅰ型では開窓部の決定が重要であり,特に後方で声帯レベルとずれないようにする。
●披裂軟骨内転術では梨状窩粘膜を破らないよう上方へ翻転しつつ筋突起をしっかり同定することがポイントである。
●披裂軟骨内転術における牽引方向は側筋方向であり,牽引する力は緩くてよい。
●音声改善手術は術式選択が重要であり,術前評価を慎重に行う必要がある。
●甲状軟骨形成術Ⅰ型では開窓部の決定が重要であり,特に後方で声帯レベルとずれないようにする。
●披裂軟骨内転術では梨状窩粘膜を破らないよう上方へ翻転しつつ筋突起をしっかり同定することがポイントである。
●披裂軟骨内転術における牽引方向は側筋方向であり,牽引する力は緩くてよい。
参考文献
1)Isshiki N, et al:Thyroplasty type Ⅰ(lateral compression)for dysphonia due to vocal cord paralysis or atrophy. Acta Otolaryngol 80:465-473, 1975
2)一色信彦:喉頭機能外科―特に経皮的アプローチ.京都大学,京都,1977
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