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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科86巻5号

2014年04月発行

増刊号 画像診断パーフェクトガイド―読影のポイントとピットフォール

部位別診断法 Ⅱ.鼻・副鼻腔 pick upミニレクチャー

線維性骨異形成症・骨形成性線維腫

著者: 川内秀之1

所属機関: 1島根大学医学部耳鼻咽喉科学

ページ範囲:P.164 - P.165

文献概要

画像診断の狙い

 顔面を形成する骨組織(上顎骨,下顎骨,頰骨,側頭骨など)に発生する病変のなかで鑑別すべき疾患としては,線維性骨異形成症,骨形成性線維腫のほかに,エナメル上皮腫,軟骨肉腫,骨肉腫,線維肉腫などが挙げられる。疾患の種類と進展範囲により自・他覚症状の状況は異なるが,いずれにおいても形態の異常や疼痛などを主訴に受診することが多い。線維性骨異形成症は比較的若年者に発生することが多く,成長ホルモンの分泌が盛んな時期に増殖する傾向がある。

参考文献

1)Daffner HR, et al:Computed tomography of fibrous dysplasia. AJR 139:943-948, 1982
2)川内秀之・他:顔面骨多骨性Fibrous dysplasia.耳鼻31:192-195,1985
3)Vincent F, et al:Fibrous dysplasia involving the base of the skull. AJR 178:717-772, 2002
4)Kimberly A, et al:Imaging findings of fibrous dysplasia with histopathologic and intraoperative correlation. AJR 182:1389-1398, 2004
5)Schwartz OT, et al:The malignant transformation of fibrous dysplasia. Am J Med Sci 247:35-54, 1964

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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