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文献概要
増刊号 画像診断パーフェクトガイド―読影のポイントとピットフォール 部位別診断法 Ⅳ.喉頭・気管・食道
喉頭・気管感染
著者: 原浩貴1
所属機関: 1山口大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科学分野
ページ範囲:P.228 - P.232
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上気道の感染症は,重篤化した場合に気道狭窄をきたし呼吸困難や窒息を引きおこす可能性がある。喉頭・気管感染に関しては,これに伴う気道狭窄を見逃さず,必要時には速やかに入院加療あるいは高次医療機関への搬送を実施するなど初診医の適切な診断,治療が求められる1)。本稿では代表的疾患として,急性喉頭蓋炎と急性声門下喉頭炎を取り上げ,画像診断を含めた検査診断上の留意点を述べる。
上気道の感染症は,重篤化した場合に気道狭窄をきたし呼吸困難や窒息を引きおこす可能性がある。喉頭・気管感染に関しては,これに伴う気道狭窄を見逃さず,必要時には速やかに入院加療あるいは高次医療機関への搬送を実施するなど初診医の適切な診断,治療が求められる1)。本稿では代表的疾患として,急性喉頭蓋炎と急性声門下喉頭炎を取り上げ,画像診断を含めた検査診断上の留意点を述べる。
参考文献
1)原 浩貴・他:耳鼻咽喉科領域の病診連携を考える―重症化を防ぐために扁桃周囲膿瘍,急性喉頭蓋炎.日耳鼻感染症誌31:67-71,2013
2)川城信子:炎症:急性喉頭蓋炎,急性声門下喉頭炎.耳鼻咽喉科診療プラクティス9:160-163,2002
3)尾尻博也:頭頸部の臨床画像診断学.南山堂,東京.2005,p203
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