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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科86巻6号

2014年05月発行

特集① 学校保健と耳鼻咽喉科

学校保健での言語障害検診の意義と検査法

著者: 宇高二良1

所属機関: 1宇高耳鼻咽喉科医院

ページ範囲:P.416 - P.422

文献概要

POINT

●言語検診で発見される言語異常の背景には知的障害や発達障害が潜んでいることが少なくない.

●言語異常に関する保護者の認識は低いため,疾病概念や問題点を説明し,治療を促す必要がある.

●言語異常の大半は医学的問題であり,教育的配慮がなされる前に医学的診断・治療を行わなければならない.

●学校健診はすべての児童生徒の言語能力を横断的かつ縦断的に観察できる貴重な機会である.

参考文献

1)日本耳鼻咽喉科学会:学校保健での音声言語障害の検診法改訂版.学校保健委員会(編).日本耳鼻咽喉科学会,東京,2012
2)宇高二良・他:学校健診における言語異常検診の検討.第42回全国学校保健・学校医大会抄録集(日本医師会主催),2012
3)長嶋比奈美:耳鼻咽喉科医院に勤務する立場から.言語聴覚研究5:96-102,2008
4)森実加奈・他:学校健診における言語障害検診の重要性.音声言語医52:183-188,2011
5)日本耳鼻咽喉科学会:平成12年~平成16年度 耳鼻咽喉科健康診断の全国定点調査.学校保健委員会(編).日本耳鼻咽喉科学会,東京,2005
6)酒向 司・他:川崎市における耳鼻咽喉科定期健康診断の疾患別統計について.川崎市医師会医学会誌24:71-76,2007
7)橋本紘治・他:小中学校における音声言語異常の現状と問題点.北海道医報,第1068号附録:5-7,2007
8)日本耳鼻咽喉科学会:平成21年1月 耳鼻咽喉科学校保健の動向.学校保健委員会(編).日本耳鼻咽喉科学会,東京,2009
9)竹山孝明・他:幼児期におけ理解語彙の発達―PVT-Rからみた近年の傾向.音声言語54:64,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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