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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科86巻8号

2014年07月発行

特集① 特殊な外耳・中耳炎の治療

MRSA中耳炎

著者: 菅原一真1 山下裕司1

所属機関: 1山口大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科学分野

ページ範囲:P.608 - P.612

文献概要

POINT

●MRSA中耳炎の外来処置は,鼓室処置による耳漏の除去と生理食塩水による洗浄を頻回に行うことが重要である。

●治療期間を短縮するためにブロー液やムピロシン軟膏の使用が試みられているが,内耳障害などの副作用に注意が必要である。

●MRSA耳漏を認める中耳疾患の周術期には,感受性のある抗菌薬を適切に使用すること,人工材料を避けること,充塡術を避けることで,ある程度感染を制御できる。

●術後や術中にMRSAが検出された場合は治療に難渋することを経験するので,術後感染の早期発見が重要である。

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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