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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科86巻8号

2014年07月発行

特集② 緩和医療・支持療法を知る

在宅緩和医療の現状と課題

著者: 梁勝則1

所属機関: 1はやしやまクリニック希望の家

ページ範囲:P.656 - P.663

文献概要

POINT

●がんの在宅死は着実に増加しているが地域格差が課題である。

●在宅看取りの中心は在宅専門医(在宅看取り実践医)と外来診療,在宅看取りの双方に取り組むいわゆるミックス型開業医であるが,近年のトレンドは在宅専門医に傾きつつある。

●今後毎年2万人程度増加する死亡数の受け皿として上記2者では不十分であり,外来専従型開業医も在宅医療に参加して看取りの裾野を広げる必要がある。

●医師の消耗を防ぐためには,時間外・休日出動の頻度を極力抑えることが肝要であり,医師法20条の積極的活用と訪問看護ステーションとの円滑な連携が鍵となる。

参考文献

1)宮下光令:J-HOPE研究.第15回日本緩和医療学会,2012
2)武林 亨:厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 在宅療養支援の実態把握と機能分化に関する研究.厚生労働省,2011
3)山岡憲夫:八幡浜在宅緩和在宅緩和ケア推進事業講演会.2014年3月15日.
4)厚生労働省:平成26年度版死亡診断書記入マニュアル.2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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