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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科86巻9号

2014年08月発行

特集 前庭機能検査の新展開

重心動揺検査

著者: 國弘幸伸1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.718 - P.724

文献概要

POINT

●重心動揺検査は静的な体平衡機能検査である。

●平衡機能を定量的に評価するだけでなく,計測結果を保存し経時的に経過を追跡できるという特長を有する。

●本検査を行うにあたっては,計測の結果から得られた種々のパラメータの意味を理解しておく必要がある。

●重心動揺計で計測するのは体重心ではなく,プレートに加わる垂直荷重の作用中心点であることを忘れてはならない。

参考文献

1)時田 喬・他:頭部並びに重心動揺記録計による立直り反射検査.耳鼻臨床65:443-441,1972
2)吉田友英:Body Tracking Test(BTT)による動的体平衡機能の年齢変化について.日耳鼻100:729-739,1997
3)藤本千里・他:ラバー負荷重心動揺検査による末しょう前庭障害の予備的診断.Equilibrium Res 71:472-477,2012
4)安田知久・他:重心動揺計による動的平衡機能検査の試み(Foulage test)―めまい患者における検討.Equilibrium Res 72:22-29,2013
5)2006年平衡機能検査法診断基準化委員会:平衡機能検査法基準化のための資料.Equilibrium Res 65:468-503,2006
6)アニマ重心計システムデータ解説書.重心動揺計取扱説明書 第2版.アニマ,東京,1997,pp1-155

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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