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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科87巻1号

2015年01月発行

特集 新しい治療機器

≪頭頸部≫

ネオベール(創傷被覆材)

著者: 安里亮1

所属機関: 1独立行政法人国立病院機構京都医療センター頭頸部外科

ページ範囲:P.97 - P.101

文献概要

POINT

●ネオベールはポリグリコール酸よりなる素材で,加水分解され吸収・代謝される。

●柔らかく・伸縮性をもつ不織布で組織の運動や凹凸に追従できる。

●フィブリン糊との相性がよく,創部被覆が容易にできる。

●フィブリン糊とともに創部被覆することで出血・疼痛・瘢痕拘縮などが軽減でき,有用な被覆材である。

参考文献

1)Nakamura T, et al:Bioabsorbable non-woven fabric for surgery. Medical Textiles for Implantation, Springer, Berlin, 1990, pp329-332
2)中村達雄・他:ポリグリコール酸(PGA)不織布製生体内吸収性プレジェットの胸部外科手術への臨床応用について.人工臓器18:101-104,1989
3)中村達雄・他:生体内吸収性PGAシートの縫合補強剤人工胸膜としての臨床応用.日胸外会誌40:1828-1831,1992
4)中村紀夫・他:フィブリン接着剤の創傷治癒にたいする影響と臨床応用.臨床外科40:161-166,1985
5)安里 亮・他:非再建例における人工材料による切除創被覆術.耳鼻59(補1):s70-76,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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