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特集 長引く咳を診る
文献概要
POINT
●小児の長引く咳嗽の診断は年齢を考慮して行う必要がある。
●診断の基本は,詳細な病歴聴取などにより原因疾患の手掛かりとなる所見(特異的所見)を明らかにし,鑑別を進めていくことである。
●診断的治療を行う場合は,一定期間内に治療効果を判定し,無効の場合は診断を再考する。漫然と治療を継続することは避けるべきである。
●小児の長引く咳嗽の診断は年齢を考慮して行う必要がある。
●診断の基本は,詳細な病歴聴取などにより原因疾患の手掛かりとなる所見(特異的所見)を明らかにし,鑑別を進めていくことである。
●診断的治療を行う場合は,一定期間内に治療効果を判定し,無効の場合は診断を再考する。漫然と治療を継続することは避けるべきである。
参考文献
1)Shields MD, et al:BTS guidelines. Recommendations for the assessment and management of cough in children. Thorax 63(Suppl Ⅲ):iii1-iii15, 2008
2)Chang AB, et al:Guidelines for Evaluating Chronic Cough in Pediatrics. ACCP Evidence-Based Clinical Practice Guidelines. Chest 129;260-283, 2006
3)日本呼吸器学会咳嗽に関するガイドライン第2版作成委員会編:咳嗽に関するガイドライン第2版.メディカルレビュー社,東京,2012
4)日本小児呼吸器学会作成:小児咳嗽診療ガイドライン.診断と治療,東京,2014
5)徳山研一・他:群馬県における気管支喘息児および保護者のQOLの実態—2001年から2008年にかけての変遷.日本小児アレルギー学会誌25:682-691,2011
6)ニューロペプタイド研究会編(責任編集:徳山研一):こどもの咳嗽診療ガイドブック.診断と治療,東京,2011
7)Hallander HO, et al:Bordetella parapertussis, Mycoplasma pneumoniae, Chlamydia pneumoniae and persistent cough in children. Scand J Infect Dis 31:281-286, 1999
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