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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科87巻12号

2015年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておこう—鼻出血への対応法 《診断・要因》

鼻出血の内視鏡診断

著者: 鈴木元彦1 中村善久1

所属機関: 1名古屋市立大学大学院医学研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科

ページ範囲:P.972 - P.977

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POINT

●鼻出血の内視鏡診断のためには鼻腔の血管系などの解剖を熟知する必要がある。

●鼻出血の診断のためには原因となるさまざまな疾患について理解している必要がある。

●鼻出血の診察において重要なことは患者の状態の把握,鼻出血の原因診断と出血部位の確認である。

●内視鏡を用いることによって鼻腔内や上咽頭の詳細な観察が可能となる。

●鼻出血の診察において内視鏡診断は非常に重要である。

●内視鏡診断によって鼻出血の局所原因と出血部位の診断が可能となる。

●特に出血量が多い鼻腔方向からの出血において内視鏡診断は必須である。

参考文献

1)Eggesbo HB:Imaging of sinonasal tumours. Cancer Imaging 12:136-152, 2012
2)Dakeishi M, et al:Genetic epidemiology of hereditary hemorrhagic telangiectasia in a local community in the northern part of Japan. Hum Mutat 19:140-148, 2002
3)Shovlin CL, et al:Diagnostic criteria for hereditary hemorrhagic telangiectasia(Rendu-Osler-Weber syndrome). Am J Med Genet 91:66-67, 2000
4)市村恵一:オスラー病(遺伝性出血性末梢血管拡張症)の鼻出血.耳展52:138-152,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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