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特集 これだけは知っておこう—鼻出血への対応法 《止血法》
初期対応のピットフォール—小児の鼻出血を含めて
著者: 能田淳平12 佐伯忠彦2 羽藤直人1
所属機関: 1愛媛大学医学部頭頸部・感覚器外科 2製鉄記念広畑病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.1012 - P.1017
文献購入ページに移動●鼻出血は耳鼻咽喉科の日常診療においてよく遭遇する疾患であり,患者の全身状態を把握し迅速に行うことが重要である。
●鼻出血の初期対応の際,患者の緊張や不安,疼痛を軽減することに努める必要がある。
●小児では鼻出血の処置に際し協力が得られにくいことが多く,反復する鼻出血では全身性疾患の潜在も考慮し,あわせて口腔内や皮膚の病変がないかも配慮する。
●鼻出血止血処置後の再出血の可能性を患者や家族に説明し,緊急時の止血方法を指導しておくべきである。
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