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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科87巻13号

2015年12月発行

特集 漢方薬を使いこなす

《疾患・症候への処方の実際》

耳鳴・難聴

著者: 小川郁1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学

ページ範囲:P.1080 - P.1084

文献概要

POINT

●耳鳴・難聴の診療では第一に正確な診断を行い,適切な治療法を選択することが重要である。

●耳鳴に対しては患者が抱えている心理的要因,苦痛度を把握し,患者それぞれに対応したテーラーメイド医療の一環として漢方薬を選択する。

●難聴,特に急性低音障害型感音難聴は漢方治療のよい適応であり,五苓散を中心とした利水剤を応用する。

●急性感音難聴に汎用されている副腎皮質ステロイドの補助役としての柴胡剤の利用を考える。

参考文献

1)小川 郁・他:漢方薬はどこまで有効か.JOHNS 29:1971-1992,2013
2)大石直樹・他:漢方薬の取り入れ方のコツ:耳鳴.JOHNS 26:577-580,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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