文献詳細
特集 漢方薬を使いこなす
《疾患・症候への処方の実際》
文献概要
POINT
●耳鳴・難聴の診療では第一に正確な診断を行い,適切な治療法を選択することが重要である。
●耳鳴に対しては患者が抱えている心理的要因,苦痛度を把握し,患者それぞれに対応したテーラーメイド医療の一環として漢方薬を選択する。
●難聴,特に急性低音障害型感音難聴は漢方治療のよい適応であり,五苓散を中心とした利水剤を応用する。
●急性感音難聴に汎用されている副腎皮質ステロイドの補助役としての柴胡剤の利用を考える。
●耳鳴・難聴の診療では第一に正確な診断を行い,適切な治療法を選択することが重要である。
●耳鳴に対しては患者が抱えている心理的要因,苦痛度を把握し,患者それぞれに対応したテーラーメイド医療の一環として漢方薬を選択する。
●難聴,特に急性低音障害型感音難聴は漢方治療のよい適応であり,五苓散を中心とした利水剤を応用する。
●急性感音難聴に汎用されている副腎皮質ステロイドの補助役としての柴胡剤の利用を考える。
参考文献
1)小川 郁・他:漢方薬はどこまで有効か.JOHNS 29:1971-1992,2013
2)大石直樹・他:漢方薬の取り入れ方のコツ:耳鳴.JOHNS 26:577-580,2010
掲載誌情報