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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科87巻5号

2015年04月発行

増刊号 こんなときの対応法がわかる 耳鼻咽喉科手術ガイド

Ⅱ.鼻副鼻腔の手術

眼窩吹き抜け骨折に対する手術

著者: 朝子幹也1

所属機関: 1関西医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科

ページ範囲:P.77 - P.81

文献概要

症例呈示

 26歳,女性。配偶者に右眼部を蹴られて受傷。眼瞼腫脹と眼球運動障害を主訴に来院。視力の低下はなく,Hessチャートでも右眼球運動の著しい制限と反対側の過剰運動がみられた。右方視,上方視で複視および眼球運動時の眼部疼痛を認めた。CT上,眼窩底と眼窩内側板に一部骨折があり,眼窩内組織の逸脱を認めた(図1)。

参考文献

1)朝子幹也・他:眼窩底吹き抜け骨折に対する鼻内法下眼瞼法combinedアプローチ.日耳鼻誌108:943,2005
2)黒木知明・他:眼窩吹き抜け骨折(内壁,下壁)に対する経皮的アプローチ.日鼻誌53:92-101,2014
3)比野平恭之:鼻副鼻腔内視鏡手術Update.眼窩吹き抜け骨折.耳喉頭頸科86:542-546,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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