文献詳細
特集① 外来で要注意!アレルギー周辺疾患
文献概要
POINT
●薬物アレルギーおよび類似病態は薬物による有害事象(ADR)全体の約2割を占める。
●症状による薬物アレルギーの診断は難しく,原因薬剤の特定には,詳細な問診が重要となる。
●薬物アレルギーへの対処の原則は被疑薬の中止と再発の防止である。
●アナフィラキシーを疑う場合はアドレナリンほかの速やかな処置が必要である。
●生命にかかわる重症薬疹を疑う場合は適切な専門施設へ紹介する。
●チャレンジテストが必要な場合は危険度を熟知した専門施設で実施する。
●薬物アレルギーおよび類似病態は薬物による有害事象(ADR)全体の約2割を占める。
●症状による薬物アレルギーの診断は難しく,原因薬剤の特定には,詳細な問診が重要となる。
●薬物アレルギーへの対処の原則は被疑薬の中止と再発の防止である。
●アナフィラキシーを疑う場合はアドレナリンほかの速やかな処置が必要である。
●生命にかかわる重症薬疹を疑う場合は適切な専門施設へ紹介する。
●チャレンジテストが必要な場合は危険度を熟知した専門施設で実施する。
参考文献
:Textbook of Adverse Drug Reactions. ed by Davies DM. Oxford University Press, New York, 1991, pp18-45
2)村中正治・他:薬物アレルギー.臨床 アレルギー学第3版.南江堂,東京,2007,pp402-414
3)柴田夕夏・他:日本における薬剤アレルギーおよびアナフィラキシーの有病率およびリスクファクター.アレルギー62(3/4):462,2013
4)古家 正・他:薬物過敏症として当センターを受診した症例のうちわけ—10年間のまとめ.アレルギー64(3/4):460,2015
5)山口正雄:アレルギー疾患の新しい診断法6.薬剤アレルギー.アレルギー61:753-759,2012
6)秋山一男:薬物アレルギー.臨床アレルギー学第3版.南江堂,東京,2007,p92
7)日本アレルギー学会監修:アナフィラキシーガイドライン.クニメディア,東京,2014
8)独立行政法人国立病院機構相模原病院臨床研究センターホームページ:NSAIDs不耐症・過敏症 http://www.hosp.go.jp/~sagami/rinken/crc/nsaids/about/nsaids01.html
9)藤田英雄:薬剤アレルギー・造影剤アレルギー.診断と治療99:305,2011
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