icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科88巻12号

2016年11月発行

特集 外来に必須! 外用薬の上手な使い方

《外来処置》

血管収縮薬

著者: 堀井新1

所属機関: 1新潟大学大学院医歯学総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野

ページ範囲:P.906 - P.907

文献概要

POINT

●血管収縮薬はアドレナリンα2受容体作動薬であり,エピネフリンに比べ血管収縮作用は強力である。プレドニゾロンを含有する薬剤もある。

●血管収縮薬は,鼻閉治療薬として,あるいは処置前の局麻併用薬として用いられている。

●治療薬として用いる場合は,点鼻薬性鼻炎の予防のため1〜2週間以内の使用にとどめるべきである。

●局麻併用薬として用いる場合は,年齢によって使用薬剤や濃度に関する推奨ガイドラインが存在する。

参考文献

1)田中 是・他:耳鼻咽喉科の疾患・症候別薬物療法 薬物性鼻炎.JOHNS 31:1256-1257,2015
2)Thomas S, et al:Systematic review of topical vasoconstrictors in endoscopic sinus surgery. Laryngoscope 121:422-432, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら