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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科88巻12号

2016年11月発行

特集 外来に必須! 外用薬の上手な使い方

《顔面・頭頸部領域》

非ステロイド抗炎症外用薬

著者: 田中康広1

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.956 - P.959

文献概要

POINT

●NSAIDs外用薬はステロイド外用薬と比較するとその種類は少なく,抗炎症作用によるランク付けもされていない。

●ステロイド外用薬よりも副作用は少ないが,抗炎症作用は非常に弱いため対応できる疾患が少ない。

●ステロイドおよびNSAIDs外用薬の特性,副作用の相違点を理解して使い分けることが治療を行ううえで重要である。

参考文献

1)横山知永子:シクロオキシゲナーゼ-2の分子生物学.ペインクリニック26:1497-1503,2005
2)竹中祐子・他:ブフェキサマック含有外用剤による重症の接触皮膚炎の2例.臨皮57:17-21,2003
3)松澤有希・他:乳児に外用中のブフェキサマクによって生じた授乳婦の接触性皮膚炎症候群.皮膚病診療33:731-734,2011
4)関東裕美:顔面皮膚疾患への外用薬治療.MB ENT 140:42-50,2012
5)塩原哲夫:非ステロイド系抗炎症外用薬をどう使うか.MB Derma 132:90-95,2007
6)Kurumaji Y, et al:Allergic photocontact dermatitis due to suprofen. Photopatch testing and cross-reaction study. Contact Dermatitis. 25:218-23, 1991

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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