文献詳細
特集 外来に必須! 外用薬の上手な使い方
《顔面・頭頸部領域》
文献概要
POINT
●副腎皮質ステロイド外用薬(以下,ステロイド外用薬)はアトピー性皮膚炎,接触皮膚炎,乾癬,扁平苔癬など,ほとんどの炎症性皮膚疾患に有効である。
●ステロイド外用薬は,皮膚血管収縮作用と臨床効果より,ストロンゲスト,ベリーストロング,ストロング,マイルド,ウイークの5段階に分類されている。
●ステロイド外用薬の基剤は季節,皮膚の状態,部位によって決める。頭部はローション基剤が使いやすい。
●ステロイド外用薬の強さは皮膚症状の程度,病変の違い,年齢,皮疹の部位,範囲に応じて適切なステロイド外用薬を選択する必要がある。顔・頸部は弱いステロイド外用薬で十分である。
●ステロイド外用薬には皮膚萎縮など多くの副作用があるが,適切なステロイド外用療法を行うとこのような副作用は予防できる。
●副腎皮質ステロイド外用薬(以下,ステロイド外用薬)はアトピー性皮膚炎,接触皮膚炎,乾癬,扁平苔癬など,ほとんどの炎症性皮膚疾患に有効である。
●ステロイド外用薬は,皮膚血管収縮作用と臨床効果より,ストロンゲスト,ベリーストロング,ストロング,マイルド,ウイークの5段階に分類されている。
●ステロイド外用薬の基剤は季節,皮膚の状態,部位によって決める。頭部はローション基剤が使いやすい。
●ステロイド外用薬の強さは皮膚症状の程度,病変の違い,年齢,皮疹の部位,範囲に応じて適切なステロイド外用薬を選択する必要がある。顔・頸部は弱いステロイド外用薬で十分である。
●ステロイド外用薬には皮膚萎縮など多くの副作用があるが,適切なステロイド外用療法を行うとこのような副作用は予防できる。
参考文献
1)日本アレルギ学会アトピー性皮膚炎ガイドライン専門部会:アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2015.協和企画,東京,2015
2)西岡 清:皮膚外用薬の選び方と使い方,南江堂,東京,1999
3)日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン作成委員会:日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版.日皮会誌126:121-155,2016
4)Long CC, et al:The finger0tip units-a new practical measure. Clin Exp Dermatol 16:444-447, 1991
掲載誌情報