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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科88巻3号

2016年03月発行

特集 新しい指定難病制度を理解する

≪耳鼻咽喉科領域の指定難病≫

シェーグレン症候群

著者: 吉原俊雄1

所属機関: 1東京女子医科大学耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.210 - P.216

文献概要

POINT

●シェーグレン症候群は指定難病制度の疾患群のうちの1つであり,耳鼻咽喉科医も理解しておくことが必要である。

●耳鼻咽喉科受診の多くはドライマウス,耳下腺炎の症状,他科からのシアログラフィー検査や口唇腺の生検依頼などである。

●本疾患の診断基準は国により異なり,わが国の診断基準は欧米のそれと共通点があるものの,異なっている項目も存在する。現状は1999年の改定診断基準に基づくが,将来はさらに改定される可能性がある。

●本稿では,本疾患の概要と海外の診断基準との比較,指定難病制度にかかわるサポート内容,重症度の判定,評価基準について解説した。

参考文献

1)住田孝之・他:シェーグレン症候群の診断と治療マニュアル.第2版.日本シェーグレン症候群学会編.診断と治療社,東京,2014,pp2-21
2)Shiboski SC:American College of Rheumatology classification criteria for Sjögren's syndrome, et al:a data-driven, expert consensus approach in the Sjögren's international Collaborative Clinical Alliance cohort. Arthritis Care Res 64:475-487, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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