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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科88巻5号

2016年04月発行

文献概要

増刊号 耳鼻咽喉科処方マニュアル 2.上気道感染症・性感染症

放線菌症

著者: 松延毅1

所属機関: 1新東京病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科

ページ範囲:P.58 - P.60

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処方のPoint

・ペニシリン系抗菌薬が有効であり,保存的治療の第一選択薬となる。

・抗生物質の組織移行が悪く再燃することも多いため,大量かつ長期投与が必要となる。

・ペニシリンアレルギーを有する場合では,クリンダマイシン,テトラサイクリン,レボフロキサシン,クラリスロマイシンなどが有用とされる。急性型には,ペネム系抗菌薬も有用とされる。

・細菌学的に放線菌を証明することは容易ではない。嫌気性菌であることや先に抗菌薬が使用されていることが多く,培養検出率は約20%と低い。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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