文献詳細
増刊号 耳鼻咽喉科処方マニュアル
3.耳・鼻・喉の感染症/炎症 《中耳》
文献概要
処方のPoint
・急性中耳炎は薬剤耐性菌の増加による難治化および遷延・反復が問題になっており,エンピリックな初期治療薬として抗菌スペクトルの広い抗菌薬が選択されがちである。しかし,高用量のアモキシシリンはペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)にも感受性があり,ほとんどの急性中耳炎に有効である。
・わが国のアモキシシリンの標準使用量は少ないのでペニシリンは弱いと思われがちであるが,実際にはペニシリンは強い抗菌作用を持つ。
・抗菌薬による治療を行うのであれば十分量をしっかり投与すること(高用量短期間投与)が原則である。
・急性中耳炎は薬剤耐性菌の増加による難治化および遷延・反復が問題になっており,エンピリックな初期治療薬として抗菌スペクトルの広い抗菌薬が選択されがちである。しかし,高用量のアモキシシリンはペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)にも感受性があり,ほとんどの急性中耳炎に有効である。
・わが国のアモキシシリンの標準使用量は少ないのでペニシリンは弱いと思われがちであるが,実際にはペニシリンは強い抗菌作用を持つ。
・抗菌薬による治療を行うのであれば十分量をしっかり投与すること(高用量短期間投与)が原則である。
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