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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科88巻5号

2016年04月発行

増刊号 耳鼻咽喉科処方マニュアル

3.耳・鼻・喉の感染症/炎症 《中耳》

急性乳様突起炎

著者: 工藤典代1

所属機関: 1千葉県立保健医療大学健康科学部栄養学科

ページ範囲:P.96 - P.97

文献概要

処方のPoint

・ペニシリン系抗菌薬とカルバペネム系抗菌薬の薬物動態の特徴は,時間依存性殺菌作用と短い持続効果である。MIC(最小発育阻止濃度)を超えた状態を長く保たせるためには,抗菌薬の投与量を十分にし,回数を分けて投与すべきである。投与回数は1日に3回または4回とする。

・抗菌薬投与前に,耳漏を,耳漏が採取できない場合は鼻咽腔ぬぐい液や鼻汁を培養に提出する。

・静脈内注射のための静脈路を確保する際,採血(血液培養も含める)を同時に行う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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